眉毛アートメイクの失敗例〜失敗する理由と失敗を防ぐポイント
眉
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アートメイクの施術方法には、機械(マシン)彫りと手彫りがあります。これらは特徴やメリットなどが異なるため、後悔しないためにも施術前にしっかりとチェックしましょう。
またアートメイク経験者で、前回とは雰囲気を変えたい、痛みが少ない施術を選びたいなどという方も、機械彫りと手彫りの違いを理解しておくことが大切です。
今回は眉のアートメイクに注目して、機械彫りと手彫りの特徴やメリット・デメリットなどをご紹介します。
「機械彫り」は、先端に針が付いた専用マシンを使って色素を入れる技法です。専用マシンは太いペンのような形をしており、施術者はマシンを手に持ってアートメイクを施します。針は自動で動く仕組みになっており、一定の間隔・スピードで精密に色素を入れることが可能です。
以下は、機械彫りのメリット・デメリットです。
機械彫りのメリットは、アイブロウパウダーでメイクをしたようなやわらかな眉を表現できるという点です。また手彫りに比べて施術時間が短いため、なるべく短時間で施術を済ませたいという方にもおすすめです。
この他、手彫りに比べて痛みが少なく、痛みに合わせて強さを調節できるマシンもあるため、安心して施術を受けられます。
機械彫りのデメリットは、のっぺりとした平面的な見た目になりやすいという点です。機械彫りは一定間隔で色素を入れることから塗りつぶし感が出やすく、メイクをしたときの眉に近い仕上がりになります。
そのためメイクをしている状態だと馴染みが良いのですが、すっぴんだと若干浮いてしまうことも。ただし、これらは好みにも左右されるため、施術を受ける前に仕上がりイメージを確認しましょう。
「手彫り」は先端に針が付いたペン型の器具を使い、眉毛を描くように一針ずつ彫る技法のこと。複数の針が斜めに並んだ専用のニードルを使用しており、その都度使い捨てと衛生的なので安心して施術を受けられます。
以下は、手彫りのメリット・デメリットです。
手彫りのメリットは、仕上がりがナチュラルでリアルという点です。一針一針丁寧に色素を入れていくため眉の自然な毛流れが表現でき、自然な立体感に仕上がります。またシャープな印象が出やすいことから実際に眉毛が生えているように見え、すっぴんでもアートメイクだとは気づかれにくいです。
人の手で施術を行うため力加減を微調整しやすく、眉頭から眉尻にかけてグラデーションをつけたり、表現する眉毛の根元から毛先に向かってぼかしを入れたりと、細部までこだわることができます。
手彫りのデメリットは、機械彫りに比べて痛みを感じやすいという点です。施術の際は麻酔を使用しますが、痛みに弱いという方はカウンセリング時に相談し、麻酔を追加してもらうなどの対策を講じましょう。
さらに慎重に針を入れていくため、施術時間が長くなりがちです。施術者の技術にもよりますが、一般的に両方の眉で30~60分ほどかかります。加えて、麻酔の効き具合によっては施術の開始が遅くなったり、痛みで中断したりということもあるため、カウンセリングから施術まで2時間近くかかるケースもあります。
機械彫りと手彫り、どちらの施術方法を選べばいいか分からないという方もいるかもしれません。メリット・デメリットを見比べた上でそれでも迷ってしまうという方は、以下を参考にしてみてください。
メイクをしているように見えるため、すっぴんでもしっかりとした目元を演出したいという方におすすめです。さらに機械彫りで施術した眉はふんわりやわらかな印象で、アイラインやマスカラなどのアイメイクが際立つため、目元をより強調したいという方にも適しています。
手彫りはすっぴんでも目立たないため、アートメイクだと周りに気づかれたくない方におすすめです。また普段からナチュラルメイクやノーメイクで過ごしたい方、スポーツやヨガ、温泉などの汗をかく趣味がある方にも向いています。
自眉がない方や、より立体感のある眉を希望する方は、機械彫りと手彫りの両方を組み合わせた施術をおすすめします。
自眉がない場合、どちらかの技法だけでは立体感の表現に限界があります。しかし機械彫りで眉のベースを作ったあと手彫りすれば、ナチュラルな毛流れを表現しながらグラデーションをつけられます。眉がほとんどない箇所でも自然な自眉のようなリアルさを表現できるのです。
クリニックごとに施術方法は異なるため、予約前に料金表や施術例を見てどのタイプの施術を行っているのかを確認しておきましょう。 なお、クレアージュでは機械彫りと手彫りの両方を扱っており、併用も可能です。
同じ眉のアートメイクでも機械彫りと手彫りでは仕上がりの印象が大きく変わります。
またクリニックごとに使用する針の種類や施術者の技術力にも違いがあるため、施術を受ける前にクリニックのホームページにある症例写真など見て、カウンセリングでイメージ通りのアートメイクができるかどうかを相談しましょう。
アートメイクに興味がある方、アートメイク経験者で前回とは違う雰囲気にしたいと考えている方は、上記を参考にしながら施術を検討してみてはいかがでしょうか。