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女性の薄毛コラム
産後の女性に特有の「分娩後脱毛症」って何?
身ごもって10ヵ月、待望の赤ちゃんが生まれ、新しい家族の誕生に、喜びにひたってホッとしているのもつかの間。鏡の前で髪をブラッシングしているときに、ブラシに引っかかって抜ける髪の量があまりにも多くて、ショックを受けるお母さんも多いようです。
ここでは、女性特有の抜け毛である「分娩後脱毛症」の、原因と対策についてご紹介します。
クレアージュ東京 エイジングケアクリニック 院長
浜中 聡子
(はまなか さとこ)
経歴
Master of science (M.Sc.),
Preventive, Anti-Aging & Regenerative Medicine, Dresden International University (DIU)
国際アンチエイジング医学会(WOSAAM)専門医 Board Certified, Post-Univercity Education in Anti-Aging Medicine Specialization (AAMS)
米国抗加齢医学会(A4M)専門医 Board Certified, American Board of Anti-Aging Regenerative Medicine (ABAARM)
米国先端医療学会(ACAM)専門医 Board Certified, Chelation Therapy (CCT)
日本抗加齢医学会専門医
日本精神神経学会専門医・指導医
一般社団法人日本総合病院精神医学会認定 一般病院連携精神医学専門医・指導医
日本医師会認定産業医
NPO法人アンチエイジングネットワーク顧問
クレアージュの“クリニック処方”
ミノキシジル発毛剤治療
このような症状の方にオススメです。
- 最近髪のハリ・コシ・ボリュームが少なくなってきた。
- 市販の育毛剤・発毛剤で効果が出ない。
- 頭皮の地肌が目立ってきたような気がする。
外用薬(ミノキシジル・アルプロスタジル)
月額 16,500円(税込)
産後の抜け毛が増える「分娩後脱毛症」はなぜ起こる?
女性にとって、髪は自分の美意識を表現する大切な物でもあります。しかし、出産で苦しんだあとに、大切な髪が抜けてしまうなんて、母親を待ち受けるつらい現実です。出産後に、なぜ脱毛が多くなってしまうのでしょうか。
主要な原因はやはり女性ホルモンの変化です。女性ホルモンには、「エストロゲン」(卵胞ホルモン)と「プロゲステロン」(黄体ホルモン)があります。これらが周期的に分泌されて、女性の心と体のバランスを保っています。
エストロゲンは、いわば「女性らしさ」を作り出すホルモンで、肌の潤いを保ち、血管や骨を丈夫にする作用があります。プロゲステロンは、月経や妊娠などを支えるホルモンです。妊娠初期にはプロゲステロンに加えてエストロゲンの分泌も増え、髪の量が増えたり、艶が出たりします。
しかし、出産を終えると2つのホルモンの分泌量が減り、バランスが崩れるので、その変化により、頭髪が抜けやすくなるのです。
このほか、なかなか思いどおりにいかない子育てによるストレスや睡眠不足などによって、自律神経に良くない影響が及ぼされる状況も、産後脱毛が起きやすくなる原因となります。
分娩後脱毛症はいつまで続く?
分娩後脱毛症は、出産後、2~3ヵ月ほどがピークとなります。
すぐに治すことは難しいですが、出産から半年から1年ほど経ち、授乳を終えるころには、頭髪の質と量も自然と元に戻っていくことが多いです。出産という大きな出来事を終えて、しばらくすると、エストロゲンとプロゲステロンのホルモンバランスが回復するからです。
しかし、女性ホルモンが回復しても、頭髪の回復には個人差があります。抜け毛の量がなかなか減らないこともありえます。頭髪1本1本が発毛する原点である毛母細胞も、年齢の経過とともに弱ってきます。また、家庭内の状況や育児ストレスへの感受性も人それぞれですし、ひどい場合は円形脱毛症を併発することもあります。
回復期間にやっておきたい抜け毛の対策
分娩後脱毛症が気になる方におすすめの、女性ホルモンの回復期間にやっておきたい抜け毛対策をいくつかご紹介します。
脱毛のことを気にしすぎない
出産という一大事を終えて、ひとつの命を育んでいる。そのことだけでもすばらしいのですから、他人や過去の自分と比べたりして落ち込むことはありません。また、ずっと子育てにつきっきりでなく、お子さんが寝静まったあとの数十分でもいいので、自分だけのリラックス時間を持つことができれば、精神的に安定します。
毛髪の栄養分をよくとる
お子さんのことが第一で、お母さんは自分の食事が後回しになりがちです。髪はケラチンと呼ばれるたんぱく質でできています。魚・肉・卵・大豆などの高たんぱく食品をとり、発毛に必要なビタミンB群、亜鉛、葉酸も多く摂取するようにしましょう。大豆やレバー、豚肉などの食材に多く含まれますが、どうしても忙しければ、サプリメントで補填するのも有効です。赤ちゃんを母乳で育てているなら、赤ちゃんのためにも十分な栄養をとっておくことは重要です。
アミノ酸系のシャンプーを使う
出産後の敏感となった頭皮には、一般的なシャンプーでは刺激が強すぎるかもしれません。アミノ酸系のシャンプーでの洗髪をおすすめします。
女性向けの育毛剤を使う
女性専用の育毛剤を使うのもおすすめです。男性の育毛剤は効き目が強そうなイメージがありますが、ホルモンの違いなどの関係で、女性には効きません。育毛剤を使ったとしても、即効性はありませんので、数ヵ月間ほどは使い続けましょう。
睡眠をよくとる
「寝る子は育つ」といいますが、髪も同じで、睡眠中に成長し、傷みも補修されるしくみになっています。子育て中は、睡眠時間をとるのも難しくなりがちです。ご主人と手分けをしながら、ゆっくりリラックスした就寝時間を確保します。お子さんが昼寝しているあいだに家事をすることも多いでしょうが、たまにはいっしょに昼寝してみてはいかがでしょうか。
クリニックに相談を
産後1年以上経っても、分娩後脱毛症がなかなか回復しない場合があるでしょう。その際は、薄毛・抜け毛治療専門クリニックにお気軽にご相談ください。
女性の薄毛治療にミノキシジル
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